東京金はショート、白金は下降トレンド継続中
- 2016/06/20
- 16:52
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東京金はショート、しばらくは下方向で推移へ
6月はじめ、ネガティブサプライズになった米国雇用統計から反転上昇を始めたゴールドは、先週のFOMCで7月利上げの可能性は残るものの、前回より利上げのペースがスローペースになったことで一段高になりました。

またEUからの離脱を問う英国の国民投票を23日に控え、離脱派、残留派の世論調査で、離脱派がやや優勢になっていたこともゴールドの上昇に拍車をかけました。
しかしながら、残留派の議員が殺害された事件を境に、世論が残留派に傾いたことがきっかけになり、ゴールドは値を下げ、一目均衡表の雲を割れ、これまでの上昇トレンドが終わった可能性があります。

投機筋の買い超し(買いと売りの差引)ポジションは、5月後半までの下げ局面で、1000トンから700トン台前半まで減少して整理されました。
6月に入り、ネガティブサプライズの雇用統計をきっかけに、新規買いが増えて再び1000トンを超えるところまで積み上がってきています。
上下どちらに動くかは6/23の英国の投票結果次第ですが、投機筋の買い超しの積み上がりをみると、さらなる新規買い余力は乏しく、上への反応は少ないだろうとみています。
短期~1ヶ月は下方向で推移するでしょう。
従って戦略としては、東京金で50~60円吹き上がったところを売っていく方針で、ポジションを抑えながら、打診売りが良いでしょう。
プラチナ相場の展望 下げレンドが続く

プラチナは、南ア鉱山のストが起きていますが、価格には影響していません。
これがかえって失望売りにつながり、ゴールドより上値が重い状態で、ゴールドとプラチナのサヤ(価格差)は、再び1000円以上にひらいてきています。
5月はゴールドとともに下げたプラチナ相場は、雇用統計後に上昇しましたが、上値は重く、一目均衡表の雲が上値になり下げトレンドになっています。

投機筋のポジションは、整理売りも買い越しはまだ多い状態で、プラチナはもう少し上値が重い展開になるでしょう。
もう一段のだめ押しの下げがあると見ています。
ゴールドとプラチナは、現在はトレンドがまったく異なるということに注目しておきましょう。
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東京金はショート、しばらくは下方向で推移へ
6月はじめ、ネガティブサプライズになった米国雇用統計から反転上昇を始めたゴールドは、先週のFOMCで7月利上げの可能性は残るものの、前回より利上げのペースがスローペースになったことで一段高になりました。

またEUからの離脱を問う英国の国民投票を23日に控え、離脱派、残留派の世論調査で、離脱派がやや優勢になっていたこともゴールドの上昇に拍車をかけました。
しかしながら、残留派の議員が殺害された事件を境に、世論が残留派に傾いたことがきっかけになり、ゴールドは値を下げ、一目均衡表の雲を割れ、これまでの上昇トレンドが終わった可能性があります。

投機筋の買い超し(買いと売りの差引)ポジションは、5月後半までの下げ局面で、1000トンから700トン台前半まで減少して整理されました。
6月に入り、ネガティブサプライズの雇用統計をきっかけに、新規買いが増えて再び1000トンを超えるところまで積み上がってきています。
上下どちらに動くかは6/23の英国の投票結果次第ですが、投機筋の買い超しの積み上がりをみると、さらなる新規買い余力は乏しく、上への反応は少ないだろうとみています。
短期~1ヶ月は下方向で推移するでしょう。
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プラチナ相場の展望 下げレンドが続く

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※当コラムは、弊社シニアストラテジストの後藤道義が、ウィークリーマーケットTV(2016/06/20)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
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- テーマ:商品先物取引
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- カテゴリ:ストラテジストの目
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