これから本格上昇!?貴金属相場は新しいステージへ(ウィークリーマーケット TV×COTV)
- 2016/07/05
- 11:16
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貴金属相場の動きを振り返る
英国のEU離脱ショックで急上昇したゴールド相場は、一旦落ち着きましたが、再び上昇して、英国ショック時の高値を抜きそうな勢いになっています。

なぜこのような動きになってきているのでしょうか。
原因は、英国ショックで金融マーケットにリスクが発生し、7月のFOMCで利上げは見送られ、しばらく金融緩和が継続されるとの思惑が働いているためです。
つまり、米国の年2回の利上げはできないだろうというのがマーケットの思惑です。
投機筋の買い玉をみてみると、買い越し(買いと売りの差引)が1000トン越えを継続しているのが分かります。

これまでは過去の経験則から買い越しが1000トンを超えると、相場の天井を警戒としていました。
しかし、英国ショックを受けてのこの動きをみると、ゴールド相場は新しいステージになったのではないでしょうか。
つまり、1000トン越えても相場が上昇する新しいステージです。
投機筋の買いが多くても、回転売買で相場が上昇するということです。
また、現物市場での買いも相場を下支えする要因になっています。
次に、プラチナ相場をみてみましょう。

プラチナ相場は、先週上昇しました。
投機筋の買い玉をみると、買いはあまり積み上がっておらず、買われやすい地合でした。
またランドがじわじわ高くなってきていることも上昇の要因です。
プラチナは工業用品銘柄であるため、株価にも左右されます。
NYダウをご覧ください。

NYダウは、英国ショック後につけた安値から回復して高値近辺に戻ってきています。
この回復の動きがプラチナの上昇をサポートしました。
金銀比価からみる貴金属相場
それでは、これからの貴金属相場は、どうなるのでしょうか。
こちらの金銀比価のチャートをご覧ください。

これまで、金銀比価は上昇を続けていました。
これは金と銀を相対的に比べた場合に、金の方が投資妙味があったことを示しています。
これが一目均衡表の雲をブレイクして下落し始めました。
金と銀ともに上昇していますが、相対的に金よりも銀の方が上昇しているということになります。
月足でみても一目均衡表の基準線をブレイクしているのがわかります。

これまで金銀比価80倍が上限になっており、今回も80倍から下落が続いています。
しばらくこの下落傾向が続くでしょう。
貴金属が上昇して盛り上がるときには、金よりも銀のほうが勢いがつくことが多く、今回もしかりです。
商品相場は4~5年ぶりの勢いになっており、これから貴金属は全体的に盛り上がりを見せるでしょう。
今後の貴金属相場展望
最後に、こちらをご覧ください。

リーマンショック後に、株と金はともに売られて下落しましたが、その後は大規模な金融緩和により、株も金も上昇に転じました。
金は金融緩和終了を見越して下落してきましたが、これからは米国の利上げ見送り、世界的な金融緩和継続の思惑から、株も金もともに上がる金融相場になる可能性があります。
今週末発表の雇用統計で結果が悪く、7月のFOMCで利上げ見送りとなれば、投機筋の買いが1000トンを超えて相場が上昇する新しいステージを迎えるでしょう。
貴金属はこれからが本格的な上昇を見せるでしょう。
目先は1400ドルが高値のめやすですが、2~3年でみるとゴールド相場は強く、東京金は円安をともなって5000~6000円まで上昇する可能性があります。
投資戦略としては、高値更新を追随買いせずに、高値から下落したところを買っていく方法が良いでしょう。
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貴金属相場の動きを振り返る
英国のEU離脱ショックで急上昇したゴールド相場は、一旦落ち着きましたが、再び上昇して、英国ショック時の高値を抜きそうな勢いになっています。

なぜこのような動きになってきているのでしょうか。
原因は、英国ショックで金融マーケットにリスクが発生し、7月のFOMCで利上げは見送られ、しばらく金融緩和が継続されるとの思惑が働いているためです。
つまり、米国の年2回の利上げはできないだろうというのがマーケットの思惑です。
投機筋の買い玉をみてみると、買い越し(買いと売りの差引)が1000トン越えを継続しているのが分かります。

これまでは過去の経験則から買い越しが1000トンを超えると、相場の天井を警戒としていました。
しかし、英国ショックを受けてのこの動きをみると、ゴールド相場は新しいステージになったのではないでしょうか。
つまり、1000トン越えても相場が上昇する新しいステージです。
投機筋の買いが多くても、回転売買で相場が上昇するということです。
また、現物市場での買いも相場を下支えする要因になっています。
次に、プラチナ相場をみてみましょう。

プラチナ相場は、先週上昇しました。
投機筋の買い玉をみると、買いはあまり積み上がっておらず、買われやすい地合でした。
またランドがじわじわ高くなってきていることも上昇の要因です。
プラチナは工業用品銘柄であるため、株価にも左右されます。
NYダウをご覧ください。

NYダウは、英国ショック後につけた安値から回復して高値近辺に戻ってきています。
この回復の動きがプラチナの上昇をサポートしました。
金銀比価からみる貴金属相場
それでは、これからの貴金属相場は、どうなるのでしょうか。
こちらの金銀比価のチャートをご覧ください。

これまで、金銀比価は上昇を続けていました。
これは金と銀を相対的に比べた場合に、金の方が投資妙味があったことを示しています。
これが一目均衡表の雲をブレイクして下落し始めました。
金と銀ともに上昇していますが、相対的に金よりも銀の方が上昇しているということになります。
月足でみても一目均衡表の基準線をブレイクしているのがわかります。

これまで金銀比価80倍が上限になっており、今回も80倍から下落が続いています。
しばらくこの下落傾向が続くでしょう。
貴金属が上昇して盛り上がるときには、金よりも銀のほうが勢いがつくことが多く、今回もしかりです。
商品相場は4~5年ぶりの勢いになっており、これから貴金属は全体的に盛り上がりを見せるでしょう。
今後の貴金属相場展望
最後に、こちらをご覧ください。

リーマンショック後に、株と金はともに売られて下落しましたが、その後は大規模な金融緩和により、株も金も上昇に転じました。
金は金融緩和終了を見越して下落してきましたが、これからは米国の利上げ見送り、世界的な金融緩和継続の思惑から、株も金もともに上がる金融相場になる可能性があります。
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※当コラムは、弊社シニアストラテジストの後藤道義が、ウィークリーマーケットTV(2016/07/04)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
ウィークリーマーケットTV(2016/07/04)
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2016/7/5(火)東京・18:00~
英国のEU離脱の影響は!?
マイナス金利時代のゴールド投資~短期・中期のゴールド投資戦略を構築する~

2016/7/26(火)東京・18:00~
常識が通じないプラチナ相場、変化した分析ポイントを解説する!


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- テーマ:商品先物取引
- ジャンル:株式・投資・マネー
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