利食い千人力
- 2016/12/12
- 16:55
---------------------
無料ダウンロードはこちら(1分で簡単)
---------------------
⇒月刊ゴールドレポート最新版ダウンロード(無料)
-------------------------------------------------------------------------------------
大統領選挙後のトレンド、金利上昇、ドル高、株高がどうにも止まりませんね。
商品市場では、貴金属を除き、原油など一部の商品が上昇を継続しています。
ただし、今週は米FOMCが予定されています。
これまで一本調子であったこのトレンドは、利食いの局面にきているのではないでしょうか。
本日の上昇は、株、為替、商品ともに利食いの場として気持ち良いところです。
ドル円相場
さて、今週のトピックは、ドル円です。

上のグラフは、ドル円と大口投資家(ファンド)のポジションの推移を示しています。
今年1月よりファンドの円買いが進んだことで円高に動いていました。
この傾向は11月まで続いていましたが、トランプ次期大統領決定後、ファンドは円買いのポジションの手仕舞い、なおかつ円売りに転じたことで、為替は101円から現在115円まで円安が進みました。
これをみると為替もファンドの動きに左右されていることが分かります。
そのファンド筋の動向をみると、今年は年初から円買いで攻めていましたが、100円の壁は厚く、7月以降は円高がとまり横ばいで推移しており、円買いの仕掛けは失敗に終りました。
その曲がり屋の連中が、今度はドテンで円売りを仕掛けてきたわけです。
曲がり屋に向かえとの格言もありますので注意が必要です。

目先のドル円は、相対力指数(RSI)が高値圏で推移し、かつ相場と逆行現象になりつつあるなど警戒が必要です。
原油相場
原油相場は、10日に非OPECとOPECが13年ぶりに減産合意に至りました。
その影響を受けて、今朝は原油は大幅高になっています。

目先は原油相場についてもいい利食いの場になったのではないでしょうか。
この原油相場の上昇は、他の商品市場にも波及し、やがては貴金属相場にも影響するとみています。
金相場
昨年12月のFOMCにて利上げが決定した事が、それまで利上げ懸念で長く低迷していた金相場の反転上昇のきっかけになりました。

一方で、円建ては為替が円高になった影響で、反転上昇が1月にずれこんでいます。
今年も12月のFOMCでは利上げが予想されており、利上げ決定後は反転上昇する可能性があるため、貴金属相場には注目しておきましょう。
白金相場
逆行現象になっていた白金相場は、反転上昇しましたが950ドルで上値を抑えられています。
しかし、金同様に白金も昨年12月にFOMCで利上げが決定すると、そこから反転上昇するきっかけになったことから、上昇へとなるか期待されます。

利上げでドル建ての貴金属相場が反転上昇すると、為替も考慮する必要がありますが、東京の貴金属相場も価格の押し上げが期待されます。
ここは、斥候で買っておきたいポイントです。
ただし、東京の上昇は昨年同様タイムラグがあることや、現在の流れが継続する可能性も否定できず、リスク管理はきっちりしておくことが必要です。
※当コラムは、弊社商品アナリストの萩原航が、ウィークリーマーケットTV(2016/12/12)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
レバレッジ戦略、短期・中長期の時間軸戦略、手数料を考慮した戦略、資金管理術(マネーマネジント)など
まずは無料セミナーで、セントラル商事のコンサルティングをご体感ください。
当コラムの萩原が解説します。
-2.jpg)

⇒月刊ゴールドレポート最新版ダウンロード(無料)
-------------------------------------------------------------------------------------
大統領選挙後のトレンド、金利上昇、ドル高、株高がどうにも止まりませんね。
商品市場では、貴金属を除き、原油など一部の商品が上昇を継続しています。
ただし、今週は米FOMCが予定されています。
これまで一本調子であったこのトレンドは、利食いの局面にきているのではないでしょうか。
本日の上昇は、株、為替、商品ともに利食いの場として気持ち良いところです。
ドル円相場
さて、今週のトピックは、ドル円です。

上のグラフは、ドル円と大口投資家(ファンド)のポジションの推移を示しています。
今年1月よりファンドの円買いが進んだことで円高に動いていました。
この傾向は11月まで続いていましたが、トランプ次期大統領決定後、ファンドは円買いのポジションの手仕舞い、なおかつ円売りに転じたことで、為替は101円から現在115円まで円安が進みました。
これをみると為替もファンドの動きに左右されていることが分かります。
そのファンド筋の動向をみると、今年は年初から円買いで攻めていましたが、100円の壁は厚く、7月以降は円高がとまり横ばいで推移しており、円買いの仕掛けは失敗に終りました。
その曲がり屋の連中が、今度はドテンで円売りを仕掛けてきたわけです。
曲がり屋に向かえとの格言もありますので注意が必要です。

目先のドル円は、相対力指数(RSI)が高値圏で推移し、かつ相場と逆行現象になりつつあるなど警戒が必要です。
原油相場
原油相場は、10日に非OPECとOPECが13年ぶりに減産合意に至りました。
その影響を受けて、今朝は原油は大幅高になっています。

目先は原油相場についてもいい利食いの場になったのではないでしょうか。
この原油相場の上昇は、他の商品市場にも波及し、やがては貴金属相場にも影響するとみています。
金相場
昨年12月のFOMCにて利上げが決定した事が、それまで利上げ懸念で長く低迷していた金相場の反転上昇のきっかけになりました。

一方で、円建ては為替が円高になった影響で、反転上昇が1月にずれこんでいます。
今年も12月のFOMCでは利上げが予想されており、利上げ決定後は反転上昇する可能性があるため、貴金属相場には注目しておきましょう。
白金相場
逆行現象になっていた白金相場は、反転上昇しましたが950ドルで上値を抑えられています。
しかし、金同様に白金も昨年12月にFOMCで利上げが決定すると、そこから反転上昇するきっかけになったことから、上昇へとなるか期待されます。

利上げでドル建ての貴金属相場が反転上昇すると、為替も考慮する必要がありますが、東京の貴金属相場も価格の押し上げが期待されます。
ここは、斥候で買っておきたいポイントです。
ただし、東京の上昇は昨年同様タイムラグがあることや、現在の流れが継続する可能性も否定できず、リスク管理はきっちりしておくことが必要です。
※当コラムは、弊社商品アナリストの萩原航が、ウィークリーマーケットTV(2016/12/12)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
レバレッジ戦略、短期・中長期の時間軸戦略、手数料を考慮した戦略、資金管理術(マネーマネジント)など
まずは無料セミナーで、セントラル商事のコンサルティングをご体感ください。
当コラムの萩原が解説します。
-2.jpg)


- 関連記事
-
-
来年の本命はプラチナ!? 2016/12/19
-
利食い千人力 2016/12/12
-
大相場示現が続出する商品相場、次は貴金属?白金が基調転換の兆し 2016/12/05
-
- テーマ:商品先物取引
- ジャンル:株式・投資・マネー
- カテゴリ:ストラテジストの目
- TB:0