来年の本命はプラチナ!?
- 2016/12/19
- 16:34
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先週は、FOMC前でいい利食いどころとお話しましたが、先週は後半まで騰勢を弱めることなく上昇しました。
ただし、ここ1ヶ月続いた上昇相場の利食い場との見方は変わりません。
今日の動きをみてもトランプラリーの終焉が近づいたように感じています。
一方のプロのファンドは活発な動きを見せていますが、個人投資家はここで利食っておいて、年末はゆっくり構えて見ておく必要があるでしょう。
それでは来年に向けて商品市場をおさらいしておきましょう。
ドル円市場
円安進行も警戒必要

まずは、金融市場の動きとしてドル円の状況をおさらしておきます。
ドル円は、ファンドが円買いから円売りに回り、さらに円売りが加速したことで、先週118円まで円安が進んでいます。
しかし、ファンドの売りが拡大して積み上がっており、行き過ぎ感も出てきているのも事実です。
引き続き、警戒が必要です。
原油市場
ファンドの買い越しがピーク近くまで積み上がる

原油市場は、大きく変化してきました。
ファンドの買い越し幅が42万枚を超えてきています。
2014年は、過去最大の46万枚をピークに相場は暴落していきましたが、現在の水準はそのピークに近づいてきています。
OPECだけでなく、非OPECとの間でも減産合意となったことで、相場は材料出尽くしとなりました。
これからは、合意した内容が遵守されるのか注目されますが、一方でシェールオイルの稼働率が高まっていることもあり、ここからは売り場を探すのが良いでしょう。
ここからさらに勢いよく上昇したほうが売り場になりやすくなるため、原油相場の動きには目が離せません。
金市場
資金の流出止まらず、東京金は逆張り方針。

金市場はETFの減少が継続しており、資金の流出が止まりません。
一方で安値での買いが期待される実需ですが、インドは高額紙幣が使用できなくなったことで小売りが盛り上がらず、中国は元安が進み資本流出を恐れて金の輸入を制限していることで国内の金価格が上昇しているだけで、需要が堅調なわけではありません。
来年は、ドル高による資金流出、インドと中国の需要減の問題で、上昇はしづらいと見ています。
一方で、円建ては円安とのつなひき状態ですが、200~300円幅の動きがあるため、短期戦略で逆張りの方針が良いでしょう。
買い以外に売りからでも取引できる先物市場でチャンスがあると見ています。
プラチナ市場
強力な逆行現象が出現

円建てのプラチナは下値切り上げ、ドル建ては逆行現象が最たる状況になってきています。
ドル建てプラチナ相場は直近3回目の安値更新となる中、RSIは切り上げており、逆行現象による相場の上昇機運が高まってきました。
先週は一時900ドルを割れる場面がありましたが、1日で戻し下値の堅さが伺えます。
このトリプル逆行で下値は堅く、私は強気で見ています。
商品相場のトピックス
他商品より先行して動く傾向にあるゴム市場は100%近く上昇、
商品市場に変化の兆し。

ゴム相場は、2011年から右肩下がりで5年間低迷してきましたが、状況が一変しました。
ここ半年で価格は150円から300円近くまで、およそ倍(100%)近くまで上昇しています。
要因として、中国の投機資金が入ったことがあげられます。
ゴムは、他商品より先行して動く傾向にあり、今後は他商品でも暴騰する動きが出てくるのか、他商品のチャンスを逃さず見ておきましょう。
来年の本命はプラチナ
今年の商品市場の下げの象徴であったプラチナが本命!

プラチナは昨年大きく下げてきた後、今年は下値低迷となり、商品市場の下げの象徴となってきましたが、1月に底を打ち安値からの反転上昇を伺う展開になっています。
先に示したように、東京プラチナ相場は10月の安値から下値を切り上げてきており、NYプラチナ相場は逆行現象で下値は堅く、ゴム相場の次はプラチナに買い妙味があると私はみています。
他商品市場もゴムに続く可能性があり、来年は商品市場に投資の大きなチャンスがあるのではないでしょうか。
※当コラムは、弊社商品アナリストの萩原航が、ウィークリーマーケットTV(2016/12/19)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
レバレッジ戦略、短期・中長期の時間軸戦略、手数料を考慮した戦略、資金管理術(マネーマネジント)など
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当コラムの萩原が解説します。
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先週は、FOMC前でいい利食いどころとお話しましたが、先週は後半まで騰勢を弱めることなく上昇しました。
ただし、ここ1ヶ月続いた上昇相場の利食い場との見方は変わりません。
今日の動きをみてもトランプラリーの終焉が近づいたように感じています。
一方のプロのファンドは活発な動きを見せていますが、個人投資家はここで利食っておいて、年末はゆっくり構えて見ておく必要があるでしょう。
それでは来年に向けて商品市場をおさらいしておきましょう。
ドル円市場
円安進行も警戒必要

まずは、金融市場の動きとしてドル円の状況をおさらしておきます。
ドル円は、ファンドが円買いから円売りに回り、さらに円売りが加速したことで、先週118円まで円安が進んでいます。
しかし、ファンドの売りが拡大して積み上がっており、行き過ぎ感も出てきているのも事実です。
引き続き、警戒が必要です。
原油市場
ファンドの買い越しがピーク近くまで積み上がる

原油市場は、大きく変化してきました。
ファンドの買い越し幅が42万枚を超えてきています。
2014年は、過去最大の46万枚をピークに相場は暴落していきましたが、現在の水準はそのピークに近づいてきています。
OPECだけでなく、非OPECとの間でも減産合意となったことで、相場は材料出尽くしとなりました。
これからは、合意した内容が遵守されるのか注目されますが、一方でシェールオイルの稼働率が高まっていることもあり、ここからは売り場を探すのが良いでしょう。
ここからさらに勢いよく上昇したほうが売り場になりやすくなるため、原油相場の動きには目が離せません。
金市場
資金の流出止まらず、東京金は逆張り方針。

金市場はETFの減少が継続しており、資金の流出が止まりません。
一方で安値での買いが期待される実需ですが、インドは高額紙幣が使用できなくなったことで小売りが盛り上がらず、中国は元安が進み資本流出を恐れて金の輸入を制限していることで国内の金価格が上昇しているだけで、需要が堅調なわけではありません。
来年は、ドル高による資金流出、インドと中国の需要減の問題で、上昇はしづらいと見ています。
一方で、円建ては円安とのつなひき状態ですが、200~300円幅の動きがあるため、短期戦略で逆張りの方針が良いでしょう。
買い以外に売りからでも取引できる先物市場でチャンスがあると見ています。
プラチナ市場
強力な逆行現象が出現

円建てのプラチナは下値切り上げ、ドル建ては逆行現象が最たる状況になってきています。
ドル建てプラチナ相場は直近3回目の安値更新となる中、RSIは切り上げており、逆行現象による相場の上昇機運が高まってきました。
先週は一時900ドルを割れる場面がありましたが、1日で戻し下値の堅さが伺えます。
このトリプル逆行で下値は堅く、私は強気で見ています。
商品相場のトピックス
他商品より先行して動く傾向にあるゴム市場は100%近く上昇、
商品市場に変化の兆し。

ゴム相場は、2011年から右肩下がりで5年間低迷してきましたが、状況が一変しました。
ここ半年で価格は150円から300円近くまで、およそ倍(100%)近くまで上昇しています。
要因として、中国の投機資金が入ったことがあげられます。
ゴムは、他商品より先行して動く傾向にあり、今後は他商品でも暴騰する動きが出てくるのか、他商品のチャンスを逃さず見ておきましょう。
来年の本命はプラチナ
今年の商品市場の下げの象徴であったプラチナが本命!

プラチナは昨年大きく下げてきた後、今年は下値低迷となり、商品市場の下げの象徴となってきましたが、1月に底を打ち安値からの反転上昇を伺う展開になっています。
先に示したように、東京プラチナ相場は10月の安値から下値を切り上げてきており、NYプラチナ相場は逆行現象で下値は堅く、ゴム相場の次はプラチナに買い妙味があると私はみています。
他商品市場もゴムに続く可能性があり、来年は商品市場に投資の大きなチャンスがあるのではないでしょうか。
※当コラムは、弊社商品アナリストの萩原航が、ウィークリーマーケットTV(2016/12/19)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
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- カテゴリ:ストラテジストの目
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