商品相場展望:たまにはこうして俯瞰してみる
- 2018/04/02
- 17:16
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2018/04/02商品相場展望
目次
●株式相場
●金融市場
●貴金属相場
●原油相場
●トピックス
2018年度も引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
米国株S&P500は、200日移動平均線で下値を固め反発しています。2月の急落時同様、今回もこのポイントで下げ止まったことで、今後もこのラインについては要注目です。
日経225も、再び200日移動平均を回復してきたことは好感が持てます。また、4月は、現物株市場において、海外勢の買い越しが17年連続続いており、今年も流れとしては期待が出来るとみています。


しかし、今年は上昇してきたところでは、やはり慎重姿勢を崩してはいけないと考えます。
参考までにアマゾンとフェイスブックの株価推移をご覧ください。アマゾンの便利さ、規模拡大の勢いは誰もが知るところです。日足を見れば、今回の下落もとても健全な調整と見受けられます。しかし、俯瞰し月足を見てみるとそうも悠長に構えてはいられない一面もあります。2010年から既に株価は15倍に化けた後だからです。
フェイスブックも同様に、上場後既に株価は5倍前後へと跳ね上がった後です。FANGと言われ、米国株、世界の株式市場を引っ張ってきた銘柄群たちにも、ちらほらと弱材料が散見されるようになってきています。



そして今回、株式市場全般が落ち着いてきた1つの要因として、米金利の落ち着き(低下)が上げらます。現在、10年物で2.75%付近。しかし、米国の利上げ路線により、当然米国の短期金利は上昇してきている(2年物で2.27%)ため、長短の金利が逆転しないという前提の下では、長期金利の下落余地もほとんどありません。利上げが撤回されない限りは短期金利も下がらず、従って長期金利も下落余地は限られるということになります。
即ち、世界的な株安により短期的に下落した長期金利だが、下落トレンドを維持することは出来ず、今後上昇に転じれば再び株価に悪影響を及ぼすことになる可能性が高いため、注意が必要です。

年初から続いた円高トレンドが一旦終了した印象です。ファンドの建玉を見ると、これまで溜まっていたドル買い円売りのポジションが一気に巻き戻されたことが分かります。


貴金属については、引き続き長期低迷、大きく出遅れている考えられる、銀と白金に注目です。白金は、ランド建て安値を更新中。銀は、ファンドの売り越しが拡大中です。






ドル建てはWトップの様相も、3月の株価急落時に下がらなかったので、仕掛けづらいところです。ファンドの動向を注視し、様子見が良いでしょう。


ためらって行動の時機を逸するより、すぐに行動して失敗するほうがまだましだ。
※当コラムは、弊社商品アナリストの萩原航が、ウィークリーマーケットTV(2018/04/02)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
(YouTube 約9分)

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2018/04/02商品相場展望
目次
●株式相場
●金融市場
●貴金属相場
●原油相場
●トピックス
2018年度も引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
株式市場
米国株S&P500は、200日移動平均線で下値を固め反発しています。2月の急落時同様、今回もこのポイントで下げ止まったことで、今後もこのラインについては要注目です。
日経225も、再び200日移動平均を回復してきたことは好感が持てます。また、4月は、現物株市場において、海外勢の買い越しが17年連続続いており、今年も流れとしては期待が出来るとみています。


しかし、今年は上昇してきたところでは、やはり慎重姿勢を崩してはいけないと考えます。
参考までにアマゾンとフェイスブックの株価推移をご覧ください。アマゾンの便利さ、規模拡大の勢いは誰もが知るところです。日足を見れば、今回の下落もとても健全な調整と見受けられます。しかし、俯瞰し月足を見てみるとそうも悠長に構えてはいられない一面もあります。2010年から既に株価は15倍に化けた後だからです。
フェイスブックも同様に、上場後既に株価は5倍前後へと跳ね上がった後です。FANGと言われ、米国株、世界の株式市場を引っ張ってきた銘柄群たちにも、ちらほらと弱材料が散見されるようになってきています。



そして今回、株式市場全般が落ち着いてきた1つの要因として、米金利の落ち着き(低下)が上げらます。現在、10年物で2.75%付近。しかし、米国の利上げ路線により、当然米国の短期金利は上昇してきている(2年物で2.27%)ため、長短の金利が逆転しないという前提の下では、長期金利の下落余地もほとんどありません。利上げが撤回されない限りは短期金利も下がらず、従って長期金利も下落余地は限られるということになります。
即ち、世界的な株安により短期的に下落した長期金利だが、下落トレンドを維持することは出来ず、今後上昇に転じれば再び株価に悪影響を及ぼすことになる可能性が高いため、注意が必要です。

為替市場
年初から続いた円高トレンドが一旦終了した印象です。ファンドの建玉を見ると、これまで溜まっていたドル買い円売りのポジションが一気に巻き戻されたことが分かります。


貴金属市場
貴金属については、引き続き長期低迷、大きく出遅れている考えられる、銀と白金に注目です。白金は、ランド建て安値を更新中。銀は、ファンドの売り越しが拡大中です。






原油市場
ドル建てはWトップの様相も、3月の株価急落時に下がらなかったので、仕掛けづらいところです。ファンドの動向を注視し、様子見が良いでしょう。


トピックス
ためらって行動の時機を逸するより、すぐに行動して失敗するほうがまだましだ。
※当コラムは、弊社商品アナリストの萩原航が、ウィークリーマーケットTV(2018/04/02)で解説した内容をまとめて記事にしたものです。詳細については、以下の動画をご覧ください。
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- カテゴリ:ストラテジストの目